アナログなあのころの本


中学や高校の頃、学年には必ず一人か二人音楽や映画に詳しいやつが居た。
誰々の2枚目のアルバムは誰と誰が参加してるとか、
何とか云う映画の監督の奥さんはこういう過去を持っているとか、
とにかく何でも良く知っているのだ。
中村よおさんの文章を読んでいると、
そういう音楽通が休み時間に話しているのを聴いているような気分になる。
今度出た「昭和フォーク&ロック音楽堂」(青幻舍)もそうだ。
タイトル通りあの頃の日本のフォークやロックのアルバム153作を紹介しているのだが、
そうだったそうだったと膝を打ったり新しい発見に唸ったりしながら、
楽しく一気に読んでしまった。
3月4日の「HN けいじ」さんの書き込みにあるように、
僕の1枚目やシェリフのアルバムも取り上げてくれている。
ありがたいあいがたい。