風の鎌倉由比ケ浜

6日の金曜日、夏休みでごった返す新大阪から昼前の新幹線で東へ。
品川駅で迎えに来てくれたオスギと一緒に林哲司さんと会う。
二人の夏物語りをはじめ、数々のヒット曲を創って来た本物のヒットメーカーである。
時代の呼吸とシンクロし続けて来た達人である。
きっと尖っていたりムツカシイところがあるのだろうと思っていたらとんでもない。
実にホワ〜ッと柔らかいヴァイブの人でいっぺんでファンになってしまった。



その後湘南へ電車移動して江ノ島の居酒屋で女性戦士ガンダム子等と合流、夥しく呑む。



明けて土曜日ビーチクリーン当日は朝から晴天。
海パンライダー中島タメさん早くから海で泳いでいるとの情報を得て、
オスギと共に押っ取り刀で由比ケ浜へ。
ビーチは風もあり日陰に居ると気持ちよく過ごし易い。
それにしても真夏の海水浴場は天国だな。半裸の若い女性で溢れている。
どんなにジっと見つめても咎められるってことが無い。
男は皆終わりのない夏が欲しいはずであるビールも三倍は美味い。
タメさん交えて男だけの会話に花咲かせているうちにビーチクリーンの時間。
沢山の参加者と一緒に浜へ広がりゴミ拾い。この時間がまた良い。
しかし今年もタバコのフィルター多かった。割れたガラスも幾つか拾った。
安心して裸足で走り回れるビーチはいつになったら実現するのだろうか。



ライブは鎌倉市長の挨拶の後いつものように「ほてり」からスタート。
成人男性とは思えない超ハイトーンボーカルで観客の心をメッタ刺しにしていた。
2番はビーチクリーンライブの歌姫Cayoさん。
彼女の爽やかなボサノヴァは涼しい風の様。
もっともっと吹かれていたと思っていたら4曲で終わってしまい、
続いてエバーグリーンが今年も汗だくで登場。
海と云うロケーションを逆手に取ったように一曲目から愛の苦悩を訴えるスローバラードである。
しかも両手を広げて切々と歌うのである。
彼らのパフォーマンスはその場に居合わせた人全てを金縛りにしていた。
それほど印象的だったのである。
4番手はビーチクリーンライブの切り込み隊長タメさん。
焼けた素肌に純白のタンクトップ。その上に紅白ギンガムチェックのシャツを粋に羽織り、
ジーンズに足下はシルバーのスニーカーで颯爽と登場。
今年も問答無用の圧巻ステージを披露してくれた。
余談だが今月20日(金)横浜サムズアップで彼とオスギのユニット、
京浜ボーイズのデビューライブがある。楽しいだろうな行きたいな。
話もどってライブ、タメさんの次は我々 DA BUDS。
僕らは今回どうだったのだろう?
自分たちのことは分らないから、逆に参加した人に聞いてみたい。
最後に出演者全員で「星空由比ケ浜」を歌い、
アンコールでは「終わりのない夏」を歌った。



楽しい時間はあっという間に過ぎて行く。
終演後ステージは瞬く間に海の家のテラスに戻り、
潮が引くように砂浜からは人が消えていった。
そして気が付けば乾杯してまた気が付けば帰って行く人に手を振っていた。
夏はそうやってあっという間に過ぎて行くものだ。
だから夏を大切にしたい。



♪ 次の夏もここで会える星空由比ケ浜 〜

このリフレインの通りに来年も由比ケ浜で半裸の若い女性達に会いたいと、切に願う。