美人画とNYの島歌

一昨日辺りから喉が痛く、身体も熱っぽかったので用心していた
ところが昨日は何だか調子が良くなったように思えて
大谷記念美術館の「麗しき近代美人画の世界展」へ行ってきた
結果から言って大失敗だった
一つ目の展示室から動悸は高まり熱も上がっていくのが分かるくらい凄く興奮してしまった
素晴らしい絵画を観ると音楽や風を感じることがあるが
昨日は体温や衣摺れや肌触りや匂いを感じるような絵が幾つもあって
ずっとクラクラしっぱなし
何度も腰かけては息を整え、また観て回るといった感じ


そんな興奮が冷め遣らぬまま夜になり、届いたばかりの大島保克の新譜を聴いて再びクラクラしてしまった
今回はジェフリー・キーザーという若いジャズ・ピアニストと一緒にNYで録音しているようだが
全く違う世界の音楽を二曲同時に聴いているのに違和感が無い違和感、とでも言おうか
勿論ちゃんとしたアレンジをしてあるのだから間違った音があるわけではないのだろうが
僕には渾沌として聞こえカオスを感じた
もう大好きな世界だ
そんな訳でまた熱が上がって咳も出て体調最悪


大谷記念美術館
http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/


大島保克 with ジェフリー・キーザー
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A013224/-.html