夕闇

明日のラジオの準備をしていてふと窓の外を見るともう暗い
なんだこりゃー(松田優作ふうに)と時計を覗くとまだ5時半過ぎだ
夜が来るのがどんどん早くなる寂しいな
横浜から宝塚に越してきて間もない頃遊びに熱中して気が付くと暗くなっていて驚いたことがあった
一緒に遊んでいた友達も皆帰って一人きり
伊孑志神社の高い木にトンビが止まってたその上にはレモネード色の月
半泣きで帰る道には周りの家から漏れてくる美味しい匂いと幸せのノイズ
あのとき7歳いま51歳ぼくには進歩はないのか